現代社会はストレスの多い世界です。
最近では子どもたちが感じるストレスも大きく、残念ながらあらゆる世代がもはやストレスから逃げられない環境が作られてしまっています。
だからこそ、自分でストレスに立ち向かうスキルを学ぶことが必須であり、音楽はその一端を担います。
ストレスに音楽、ひいては楽器がどのように役立つのでしょうか?
目次
歌うときは大きい声かどうかが重要
私たち誰もが持っている楽器、歌声はストレス解消に非常に有用な楽器です。音楽に乗せて歌うこともそうですが、この場合大きな声を出すことがストレスの発散と関係しているようです。
つまり上手に歌えるかどうか、きれいな声を出せるかがストレス解消に重要なのではなく、「いかに全力で歌うか」がストレスを発散させます。
歌が上手かどうかを考える前に、大きな声を出しているか、全力で歌うにはどうすればいいか、を考えてみましょう。大声は内臓の運動であり、深い呼吸は自律神経を安定させることが知られています。
打楽器のメリット
ドラムやボンゴなど、打楽器を叩くこともストレス解消になります。
叩くことで手が温まり、その感覚は、自分が行動を起こしているという合図を脳に送るため、体の機能を目覚めさせ気分を良くすることが分かっています。
リズミカルな運動は、セロトニンという神経伝達物質を増加させ、ネガティブな思考やうつ病に一定の効果をもたらし、セロトニンの不足は逆にそれらを引き起こす、と言われています。
練習と分けて考える
あるいは、もし少しでも楽器が弾けるのであれば、ピアノやギターを思いっきり弾くことも助けになります。指先の運動と歌うことの両方行う事によって、かなりのストレス発散になるでしょう。
これは音楽を聴くより効果的です。指の運動が体の全体へ伝わり、歌うことは内臓を刺激するからです。ただの音楽鑑賞と比べて、ストレス発散という面では絶大なメリットを持っています。
楽器を触ったり歌を歌ったりする時に、技術や出来のいかんは度外視してください。上手になるためにするのであれば、それは練習に他なりません。しかしストレスケアには楽器の練習は必要ありません。
あくまで大声を出す、好きなだけ楽器を触ることが目的達成のカギとなります。ギターの場合、好きな曲を何も考えずに弾き語ることが大切で、練習や改善はまた別の機会に取っておきましょう。
まとめ
音楽はストレスケアに非常に適しています。不思議なことに、実践する前は効果を疑わしく思っていても、実際にやってみた後にスッキリする感覚を味わえると、効果がさらに向上します。