日本の音楽と特徴

日本の音楽と特徴

ここ日本でも、音楽の文化が非常に長きにわたり育まれてきました。

そんな日本の音楽の特徴を考えてみましょう。

日本の音楽と言っても、古典的なものから街でよく耳にするポップスまで様々です。

目次

古典的な音楽の特徴

日本の古典的な音楽の特徴としては、雅楽などに代表されるように、リズムの無いものが基本です。まさに流れるようなメロディで、打楽器より吹奏楽器の歴史が長く息づいてきました。

それゆえに、跳ねるようなリズムではなく、緩やかで刺激の少ない音楽が日本を代表する音楽の特徴と言えます。日本で生まれた楽器も、そのような演奏を前提とした構造になっています。

日本では昔から、打楽器やギターといった楽器では演奏できないような滑らかな楽曲が作られており、今でも根付く伝統的な日本の音楽は、1000年以上もその姿を変えていないと言われています。

リズムの違い

近代の楽曲に関しても、日本の音楽は特徴的です。ギターで有名な曲を弾こうとしたことのある方ならお分かりかもしれませんが、日本の大抵の音楽は「表」のリズムです。

音楽の話題ではよく言われることですが、日本人はそもそも生まれつき「裏」のリズムを取るのが苦手といわれています。

表のリズムで作った楽曲は私たち日本人には簡単で、演奏するのも歌うのも容易です。しかし、裏のリズムとなると慣れていないため、裏のリズムを使用した音楽での歌唱や演奏、あるいはダンスなどもなかなか身に付かないことが多いと言われています。

これは手拍子によく表れることなのですが、叩いて手のひらが合わさった瞬間に止まったり揉む動作を含むことが出来るのが日本的な音楽で、手を離すところまでリズムに含まれているのが外国的な音楽です。

文字での説明は難しいですが、私たち日本人には幾分単純なリズムを好む傾向が見られます。

日本の楽曲ははっきりしている

これは外国製の音楽に対する評価にもつながっています。

言語が分からないというのももちろん理由の一つですが、それ以上に明確な盛り上がりのない曲が理解できなかったり、はっきりとしたコード進行が無いことで「オチ」のない歌のように感じてしまったりすると、なかなか好まれるメロディとはなりません。

日本の音楽は世界に誇る一つの文化ですが、違う趣向の音楽を聴くことは豊かな音楽的教養を身に付けるのに不可欠です。

まとめ

日本の音楽の特徴はもっと深いものがあり、文字で理解するのも難しいものです。是非とも聞くなり弾くなりあるいは歌うなりして、世界中の様々な音楽に触れてみましょう