ペットを飼っていらっしゃいますか?そうであれば、音楽がペットにどのような影響を与えるのかお考えになったことがあるかもしれません。
実のところ、音楽は動物にも影響を及ぼすことが分かっています。
是非とも自宅で飼う愛するペットには、不快な音楽ではなく、心地よいものを聞かせてあげたいものです。
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嫌いな音
犬や猫の例で考えると、彼らは大きく突発的な音を嫌います。車やバイク、飛行機や台風時の強い風なども、不安な気持ちにさせる音の部類です。
音楽にも似たようなことが言え、激しくテンポの速い曲は犬猫の心拍数を上げてしまいます。雷や花火を苦手とする動物も多くいます。
それに似たドラムや重低音の強い音楽は、ペットを怖がらせてしまうでしょう。もちろんすべての動物がそのように反応するわけではなく、ただの自然の音として解釈する落ち着いた子もいれば、過敏ですぐにおびえてしまう子もいるため、個体ごとの観察が必要です。
好む音楽とは?
それよりも、クラシックや緩やかなジャズ、ある種のレゲエやロックも動物には心地良いようです。
こういった情報はすべて実験結果からくるものであり、すべてがどのケースでも当てはまるとは言えないのです。中には犬や猫に一通り聞かせてみたところ、オーディオブックの人間の声や比較的静かなロックが最も効果的だったという研究結果もあるほどです。
音楽で問題行動が無くなるのであればそれが最善ですが、もしペットを飼っていらっしゃるなら、どんな時に問題行動があるかをしばらく分析することも必要でしょう。
いずれにしても、ペット達にとって心地いい音楽は実際の反応を見なければ分からないようです。
言葉の影響力も見逃せない
人の声でも、大きな怒鳴り声や人を責め立てるときの感情的な声は、ペットにとっても不快なようです。
これもある実験結果による情報ですが、刺激的で攻撃的な言葉遣いを聞かせた犬たちと、誉め言葉を与え続けた犬たちとでは、ストレスレベルや実際の問題行動が大きく違っていた、という研究もあります。
一部のラップやメッセージソングでは、ペットに似たような効果を与える可能性があります。激しい言葉使いやそういった風に聞こえる歌い方の音楽は、もしかするとペットに良からぬ影響を与えているかもしれません。
出来るだけ穏やかで、心拍数に似た音楽を聴かせてあげましょう。
まとめ
ペットを飼っていらっしゃる方なら、ぜひご自分がお聞きになる音楽をもう一度見直してみてください。ペットに思わぬ影響を与えていることに驚かれるかもしれません。